イエメンの裁判所で、米大統領とサウジ国王に有罪判決
10月 01, 2020 19:18 Asia/Tokyo
イエメンの裁判所で、サウジアラビアのサルマン国王と同国の政権を握るムハンマド皇太子、トランプ米大統領をはじめとした10人に対し、イエメン北部サアダ州の市場で児童らを乗せたバスを空爆した罪で有罪判決が下されました。
アメリカの支援を受けているサウジアラビア侵略軍の戦闘機は、2018年8月9日、イエメン北部サアダ州で子どもたちを運ぶバスを攻撃し、その結果、55人の子どもが死亡、他77人が負傷しました。
イエメンのサバー通信が1日木曜、伝えたところによりますと、法廷ではこの3人に加え、サウジアラビアのトルキー王子、マティス前米国防長官、ハーディ元イエメン大統領、旧イエメン政権関係者数人に対し有罪判決が言い渡され、遺族らへの100億ドルの賠償金支払いが命じられました。
サウジ主導アラブ連合のスポークスマンは、サウジ戦闘機によるこの空爆で多くのイエメン人児童が亡くなった後、「この攻撃は、軍事的措置で合法であった」と発表しています。
サウジアラビアは、アメリカ、アラブ首長国連邦、その他数カ国の支援を受け、2015年3月からイエメンを軍事侵略し、この国を陸、空、海から封鎖しています。
サウジアラビアとその同盟国によるイエメン攻撃により、これまでに1万6000人以上のイエメン人が死亡、数万人が負傷し、数百万人が住む家を失っています。
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