トルコ国民が、自国からの米軍撤退を求める

12月 24, 2020 19:16 Asia/Tokyo

トルコの人々が、自国からの米軍撤退と、米空軍が使用するインジルリク空軍基地の閉鎖を求めました。

コーカサス地方のニュースを中心に扱うウェブサイト「JAMnews」によりますと、トルコの人々は、国内の米軍基地を悪の巣窟とし、国益に害を及ぼしている上、地域諸国の利益にも反していると表明しました。

このニュースサイトの取材に応じたあるトルコ人は、国内にあるインジルリク基地の早急な閉鎖を強調し、「閉鎖はそれでも非常に遅すぎる。米軍はトルコから撤退しなければならない。米国は常にトルコ国民に損失を与えてきた」と述べました。

また別の1人も、トルコ領土内に米軍が配備されていることは非常に危険であるとして、「米国は、残念なことに我々の国の領土を、イスラム諸国を爆撃するために利用している。これは、トルコのイスラム教徒たちが望んでいることではない」としました。

さらにもう1人は、国内の全外国軍基地の閉鎖を求め、「外国軍の駐留は、駐留される国にとって深刻な脅威であり、彼らを出ていかせるべきである」と述べました。

トルコの人々は、アメリカに対峙する時が今到来しているものの、トルコ政府は米軍基地を閉鎖する力がない、と強調しています。

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