赤十字が、シリア・アレッポへのテロ攻撃を懸念
4月 28, 2016 22:30 Asia/Tokyo
シリア北西部アレッポへのテロ攻撃が拡大する中、赤十字国際委員会は、「この町は人道的悲劇を目前にしている」と述べました。
ここ数日のアレッポに対するテロリストのロケット弾による攻撃で、少なくとも民間人49人が死亡、数十名が負傷しました。
ロイター通信によりますと、赤十字国際委員会は28日木曜、アレッポでの衝突の激化により、この町の民間人の状況が悪化していると報告しました。
アレッポへのミサイルと迫撃砲による攻撃は、サウジアラビアが支持するシリアの反体制派が3回目のジュネーブ和平協議から脱退したときから増加しています。
国連のデミストゥラ・シリア特使は、27日水曜、シリアで2月27日から開始された停戦に関して、アメリカやロシアが早急な措置を講じるよう求めました。
デミストゥラ特使は、少し前にも、2011年から開始されたシリア戦争で、数百万人が住む家を失い、40万人以上が命を落としている、と述べていました。
以前、シリアの政治研究所は、シリアの戦争で直接、あるいは間接的に47万人以上が死亡し、190万人が負傷していると報告していました。