サウジの情報筋、「サウジ王宮は米への対抗準備態勢に」
2月 21, 2021 22:06 Asia/Tokyo
サウジアラビアの情報筋は、サウジアラビアの王宮や政府関係者は、同国のムハンマド皇太子に対するアメリカの政治的措置に対抗するための準備態勢をとっている、としました。
アメリカの内部告発サイト、ウィキリークスは21日日曜、サウジ王宮内の情報筋は、同国のサルマン国王は、米新政府が、ムハンマド皇太子にどのように対処するかを強く懸念し、自らの顧問らなどの政府高官に対し、ホワイトハウスの怒りを緩和させるための方法を模索するよう求めています。
ウィキリークスによれば、サルマン国王はまた、バイデン大統領に宛てた非公開の書簡の中で、サウジラビアの反体制派ジャーナリスト・カショギ氏の殺害事件に関する機密報告を公表しないよう要請しています。
アメリカの消息筋は19日金曜、ムハンマド皇太子の命令により実施されたカショギ氏殺害事件に関する報告を、米政府が来月初めに公表する予定だ、としました。
ロシアの新聞ニェザヴィーシマヤ・ガゼータ(Nezavisimaya Gazeta)は、記事の中で、ムハンマド皇太子へのバイデン新政権の対処として取る措置は、政治面でのボイコットであると見られている。アメリカは、皇太子に代わってサウジ国王と対話したいと考えている」としています。
アメリカは前政権時代、トランプ前大統領がムハンマド皇太子と特別な関係を築いていました。トランプ氏が2017年に米大統領として行った初めての外遊は、サウジへの訪問でした。
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