シリア外務省、「我が国に対する米国の攻撃は国連憲章に違反」
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シリア外務省は、国連事務総長及び国連安全保障理事会議長に書簡を送付し、シリア領土に対する米国の攻撃は国際法及び国連憲章に違反する、と訴えました。
(last modified 2025-08-16T09:55:59+00:00 )
2月 28, 2021 19:36 Asia/Tokyo
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シリア外務省は、国連事務総長及び国連安全保障理事会議長に書簡を送付し、シリア領土に対する米国の攻撃は国際法及び国連憲章に違反する、と訴えました。

シリア国営のシリア・アラブ通信(サナ通信)によりますと、シリア外務省はこの書簡の中で、国連安全保障理事会に対し、国際平和と世界の安全保障を維持するという責任を果たすよう求めるとともに、シリア領土に対する米国の攻撃の再発防止のため、安保理として即刻この事態に対応するよう、繰り返し求めました。

バッサム・アル・サバーグ(Bassam al-Sabbagh)シリア国連大使も、国連安全保障理事会への演説の中で、自国における米国占領者の行動を批判するとともに、シリアの人道的状況は意図的に無視されている、と表明しました。

シリア外務省の書簡には、「この露骨な攻撃は、米国政府当局者が自らの攻撃を正当化するために語る、空虚な口実と破廉恥な正当化行為の下で繰り返される、一連の攻撃における新たな輪である。この侵略は、国際平和と世界の安全保障の維持に責任を負う、安保理常任理事国としての米国の役割と矛盾するものである」と記されています。

また、「侵略は地域の状況を悪化させる結果をもたらすだろう。なぜならば、国際的な正当性、国際法、そしてシリア・アラブ共和国の領土保全や国家主権及び独立の維持に関する安全保障理事会の決議を損なうことになる新米政権の政策の否定的な一つの指標だからである」と強調しています。

さらに、「これらの敵対的な政策は、混乱を拡大させ、シリアのインフラを破壊し、地域や世界の緊張を高めるだけであり、武装テロリストグループに直接的に有利になるだけである」と強調しました。

アメリカ国防総省は26日金曜未明、「米軍はバイデン大統領の命令により、シリア東部にある複数の抵抗グループの拠点を爆撃した」と発表しました。

 

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