イラク駐留米軍による防衛システム実験に、周辺住民が憤慨
(last modified Tue, 20 Apr 2021 06:07:13 GMT )
4月 20, 2021 15:07 Asia/Tokyo
  • イラク駐留米軍による防衛システム実験
    イラク駐留米軍による防衛システム実験

イラクに駐留する米軍がこの数日、同国のバグダッド空港付近にあるヴィクトリア基地での防衛システム実験を行っており、周辺地域に住む人々の憤慨や懸念を引き起こしています。

イルナー通信によりますと、バイデン米政権がイラク政府との間でスケジュールに基づいた駐留米軍の撤退、および軍事作戦の削減の合意に達しているにも拘わらず、イラク駐留米軍は、ヴィクトリア基地に新たな対空迎撃システムC-RAMを設置・稼動させました。

米軍がこの防衛システムを設置し稼動させたことにより、軍事実験や無差別発砲が行われ、基地周辺の住民や人々の間に恐怖が広がっています。

地元報道の一部では、平穏を奪われたり心理的な抑圧を受けることで生まれた一般市民の憤慨とは別に、これらの防衛実験での発砲により、首都バグダッドに住む人々はヴィクトリア基地周辺の建物や車両への物質的な損害も被っていると伝えています。

イラクでは昨年にも、米軍の無差別発砲や早朝・夜間といった不適切な時間の軍事実験により、銃弾が民家の窓ガラスに命中して子どもを含む数人の民間人が負傷しました。

イラクの人々は今年1月25日、数百万人規模の反米デモを実施し、国内からの米軍撤退を求めました。

 

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