アメリカが、アクサーモスク襲撃事件に関する安保理声明に反対
国連安保理が、アメリカの妨害・介入により、聖地ベイトルモガッダス・エルサレムにおけるシオニスト政権イスラエルの犯罪行為に関する声明を出せないままに終わりました。
フランスのテレビ局「フランス24」によりますと、占領下の聖地における暴力の激化とイスラエルによる犯罪行為の継続をうけ、国連安保理は緊急会合を開きましたが、アメリカの妨害により成果や声明を出すことなく閉会しました。
安保理緊急会合の開催を要請したネイソン・アイルランド国連大使は「安保理は直ちに何らかの声明を発表しなければならない」と語りました。
国連安保理のメンバーらは「15の全理事国が衝突や暴力の激化を懸念しているものの、アメリカはシオニスト政権の最も緊密な同盟国として、声明の発表が当面は現実的な利益にならないと考えている」と語っています。
アメリカ国務省報道官は、シオニスト政権の犯罪行為に対する米政府の対応を正当化し「バイデン現政権は、安保理のとるいかなる措置も緊張激化を助長しないという確信を得たがっている」と述べました。
しかし安保理のメンバーらは、国連安保理はもっとも強力な国連の機関としてアクサーモスクでの事件に対して反応を示す必要があると語っています。
アクサーモスクの敷地内とその周辺はここ数日、パレスチナ人に対するシオニスト政権軍の攻撃の場となっています。
地元筋の報告によりますと、聖地の占領政権はアクサーモスクの扉を赤新月社やメディアに対して閉鎖し、モスク内のパレスチナ人に対して催涙ガスやプラスチック弾を発射したということです。
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