イスラエルが、パレスチナ人に対し白リン弾を使用
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イスラエルのガザ地区攻撃
パレスチナ外務省が、同国に関する国連安保理会合でのアメリカの妨害行為を非難するとともに、「シオニスト政権イスラエルは戦争犯罪を起こしており、わが国のガザ地区住民に対し白リン弾さえ使用している」と表明しました。
ファールス通信によりますと、パレスチナおよびガザ地区の情勢に関するネット形式での第3回安保理会合が妨害され不首尾に終わったことを受け、パレスチナ自治政府外務省は17日月曜、声明を発表し、アメリカが安保理にてバイデン現大統領の政治的スローガンに反する立場をとったとして非難しています。
パレスチナ外務省の声明では、「安保理の責任者らは、占領者たるイスラエル政府の行動を自己防衛と自称することを自らに許しているが、防衛手段を持たない住民の住居を破壊し、子どもを虐殺するなどといった恐ろしい犯罪は、自己防衛といえるだろうか?」とされています。
同省はまた、パレスチナ・ヨルダン川西岸や聖地ベイトルモガッダス・エルサレムおよび、ガザ地区でのイスラエルの犯罪行為を強く非難するとともに、「イスラエルはガザ地区に対し、白リン弾をはじめとした各種の最新鋭兵器を使用している」としました。
この声明ではまた、ヨルダン川西岸や聖地における、戦闘用銃弾を使用してのパレスチナ人抗議者への残虐な弾圧、意図的に若者を標的としていること、さらにはパレスチナ人に対するシオニスト入植者の行動が非難されています。
パレスチナ抵抗組織とイスラエルの衝突は今月10日、抵抗組織側がイスラエルに対し聖地やアクサーモスクへの侵略停止を目的に与えていた猶予期間の終了とともに勃発しました。
これらの一連の衝突で、これまでに218人のパレスチナ人が殉教したほか、5600人以上が負傷しています。
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