イスラエル新外相ラピド氏、「核合意に反対」
6月 15, 2021 14:33 Asia/Tokyo
シオニスト政権イスラエルのラピド新外相が、対イラン核合意への自身の反対を表明しました。
ロイター通信によりますと、イスラエル中道派政党イェシュ・アティド党首でもあるヤイル・ラピド新外相は14日月曜、就任初日にイスラエル元外相のガビ・アシュケナジー氏と会談し、「我々は、今後予想されるアメリカの核合意復帰に向けて迅速に準備を整える必要がある。私は、そもそもこの合意に反対してきたし、現在も反対している」と述べています。
また、核合意を「醜悪な合意」だとし、「イスラエルは自らのアプローチ変更により、核合意にもっと影響を与えることが可能だ」としました。
イスラエルの議会は13日日曜夜、数多くの論争や喧騒の後、最終的に極右政党ヤミナのナフタリ・ベネット党首と、中道派政党イエシュ・アティドのヤイル・ラピド氏が率いる新内閣を賛成60票、反対59票で信任しました。
ベネットーラピド連立政権が議会で辛うじて信任票数が上回ったことから、12年間にわたるネタニヤフ政権に終止符が打たれました。
今後はベネット氏が2023年まで、その後はラピド新外相が首相を引き継ぐことになります。
連立政権への打倒工作に失敗したネタニヤフ氏は、ナフタリ・ベネット氏が率いる新内閣へに信任票を投じた議会・クネセトを脅迫し、「我々は、多くの人が想像するよりも早く左翼政権を打倒するだろう」と述べました。
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