国連、「イエメン首都空港とフダイダ港湾が再開されるべき」
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グランドバーグ国連事務総長イエメン担当特使が、同国首都サヌア空港と西部フダイダ港湾の再開を求めました。
(last modified 2025-08-16T09:55:59+00:00 )
9月 11, 2021 15:26 Asia/Tokyo
  • イエメン首都空港
    イエメン首都空港

グランドバーグ国連事務総長イエメン担当特使が、同国首都サヌア空港と西部フダイダ港湾の再開を求めました。

IRIB通信によりますと、グランドバーグ特使はイエメンで人道上の危機が悪化していることに触れ、「サヌア空港およびフダイダ港湾の港湾の活動は、可及的速やかに再開される必要がある」と述べています。

また、マーティン・グリフィス人道問題担当国連事務次長兼緊急援助調整官も最近、「イエメンでの人道状況は惨憺たるものだ」と強調し、人道支援物資搬入や国内の医療患者の医療目的での国外渡航のための、サヌア空港とフダイダ港湾のなるべく早急の再開を求めました。

国連は既にこれに先立ち、イエメンが世界最悪の食糧危機に瀕していると表明しています。

サヌア国際空港は、イエメンへの食料・医薬品輸送上のルートの1つでしたが、2016年以来サウジアラビア主導アラブ連合軍による空からの封鎖のため、これまで閉鎖されています。

またフダイダ港湾も、イエメンの人道物資搬入用の最大のルートとなっていました。

サウジアラビアは、アメリカ、アラブ首長国連邦、その他数か国の支援を得て、2015年3月からイエメンへの軍事侵攻を開始し、同国を全面的に封鎖しています。

サウジアラビアとその同盟国が起こした戦闘により、イエメンではこれまでに1万6000人以上が死亡、数万人が負傷し、数百万人もの人々が住む家を失っています。

サウジアラビアの軍事攻撃により、アラブ圏最貧国とされるイエメンは食料や医薬品の深刻な不足に陥っています。

 

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