サウジ侵略軍がイエメンでの停戦に違反、砲撃で民間人3人死亡
4月 03, 2022 16:50 Asia/Tokyo
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サウジ侵略軍がイエメンでの停戦に違反
サウジアラビアの侵略軍が、イエメンでの停戦に違反する形で、同国北部をミサイルや大砲で攻撃し、これにより民間人3人が死亡しました。
イルナー通信によりますと、この攻撃は、グランドバーグ国連イエメン担当特使が2日土曜、同日午後7時から2ヵ月間にわたり、イエメンでの停戦が開始され、全ての侵略・軍事作戦が停止されると発表した数時間後に行われたものです。
イエメン軍のヤフヤー・サリーア報道官は2日夜、ツイッター上で、イエメンでの停戦実施の発表に反応し、「交戦相手国が停戦を順守する限り、我々も軍事作戦の完全な停止を順守する」としました。
サウジ主導アラブ連合軍によるイエメン侵略は、このほど8年目を迎えましたが、彼らは軍事的目的のどれひとつとして果たせていません。一方、サウジのイエメンへの攻撃と経済封鎖は、大規模な人道危機を引き起こしています。
専門家の多くは、サウジが現在「イエメンの泥沼」にはまっており、面子を失う形でのイエメン撤退を行う以外に道はないと語っています。
国連の発表によれば、イエメンでは世界でも最悪の人道危機が起きており、現在2900万人の総人口のうち80%が、生活を続けるのに支援が必要な状況となっています。
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