赤新月社、「金曜のパレスチナ人負傷者は344人に増加」
パレスチナ赤新月社が、「シオニスト政権イスラエル軍が15日金曜に行った、ヨルダン川西岸や聖地ベイトルモガッダス・エルサレムでのパレスチナ人襲撃により負傷した人数は、344人に増加した」としました。
シオニスト政権軍は15日金曜午前、聖地ベイトルモガッダス・エルサレムにあるアクサーモスクにおいてパレスチナ人礼拝者を襲撃し、これにより数百人が、暴行を受け負傷したり逮捕されました。
パレスチナのワファ通信によりますと、パレスチナ赤新月社は16日土曜の声明で、病院筋がパレスチナ人負傷者の一部の容態を重体としていることを発表しました。
パレスチナ人捕虜支援協会も、今回のアクサーモスクでの衝突で470人のパレスチナ人が逮捕されたとしています。
15日はユダヤ教の過越の祭期間の最終日にあたり、羊を屠殺して犠牲に捧げる儀式がありますが、過激なシオニスト入植者らは、今年はアクサーモスク内部でもこれを行おうと、肉を食べえた後の羊の死体を焼いた後、イスラム教徒にとって聖なる場所であるアクサーモスクにその灰を撒き散らしました。
シオニストの過激派団体のひとつは、数年前からアクサーモスクを破壊しようとしています。
シオニスト軍のパレスチナ人礼拝者に対する15日の攻撃は、国際的な批判にも直面しました。
スイス・ジュネーブに本部を置く人権NGOのEuro-Mediterranean Human Rights Monitorは、声明を発表して、シオニスト政権の政治家らには疑いなくパレスチナ人殺害の完全な責任があるとし、「特に丸腰で誰の命も脅かしていない女性・子どもの無慈悲な殺害がそうである」としました。
また、パレスチナの要人や団体も、シオニスト政権軍によるアクサーモスク境内やパレスチナ人礼拝者への今回の攻撃を非難して、「占領者らの犯罪には最も厳しい報復が与えられるだろう」と強調しました。