米ヨセミテ国立公園で森林火災、セコイア防護に500人出動
7月 13, 2022 15:59 Asia/Tokyo
米カリフォルニア州ヨセミテ国立公園で発生した森林火災からジャイアントセコイアの巨木群を守るため、消防隊員500人超が投入されました。
フランス通信が13日水曜、同公園の発表として報じたところによりますと、世界的に有名なジャイアントセコイアの森「マリポサグローブ」で今月7日、火災の発生が確認されました。
延焼規模は週末にかけて2倍に広がり、約9.5平方キロに及んでいます。
消防当局によりますと、現在消防隊員545人が消火活動に当たっており、500本超のジャイアントセコイアが自生しているマリポサグローブでは、燃えやすい葉や枝などを切り落としたり、地面や木自体に水をかけたりしているということです。
火災は現時点で4分の1が消し止められたものの、高温・乾燥天候が今後数日続くと予想されており、消火は手間取るとみられています。
カリフォルニア州など米西部では昨年、地球温暖化や度重なる干ばつの影響で大規模な山火事が相次いで発生しており、同州では直径120cm以上のジャイアントセコイア3600本が焼失しました。
2020年には、世界中に自生しているジャイアントセコイアの最大14%に相当する1万本が同州の山火事で失われている、ということです。
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