米ケンタッキー州の洪水の死者が37人に、数百人が行方不明
(last modified Tue, 02 Aug 2022 06:27:22 GMT )
8月 02, 2022 15:27 Asia/Tokyo

米南部ケンタッキー州東部を襲った先週の洪水による死者が37人に達したほか、今なお数百人が安否不明となっています。

米CNNによりますと、ベシア・ケンタッキー州知事は1日月曜午後、同州東部を襲った先週の洪水による死者が37人になったと発表しました。

ベシア氏によりますと、さらに安否不明者は少なくとも「数百人」に上り、その数を完全に把握できていないということです。

救助隊は捜索を続けていますが、救助隊は浸水した地域や、洪水で橋が押し流され孤立した地域にはたどり着けていないということです。

当局は、今後さらに死者が増える恐れがある、と発表しました。

今回の洪水では道路が冠水し、橋や住宅が押し流されたことから、数千人の住民が避難しました。また電気や水の供給も止まり、一部地域ではまだ復旧していません。

州当局は食料や水の調達、避難所の開設に追われています。

なお、最も被害の激しい地域では携帯電話サービスが一部再開し、安否確認が取りやすくなる可能性があるということです。

被災地域では現地時間の1日に豪雨となる可能性があり、雷雨により1時間に数十ミリの雨量が予想されるため、同日午後9時~2日午前9時には洪水注意報が発令される見込みです。

同州ハザード市の市長は「こうした地域の洪水の経験がない。そのため人々は洪水保険に入ろうと思わない」と述べ、家を失った住民はすべてを失うと言及し、州が立ち上げた救済基金からの金銭的支援の必要性を訴えています。

 


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