ロシア版スタバが、首都モスクワに開店

ロシア首都モスクワで今月19日、米コーヒーチェーン大手スターバックス（Starbucks）の類似店が「スターズコーヒー（Stars Coffee）」の名で開店しました。

フランス通信が21日日曜、報じたところによりますと、同店を共同経営するのは、ロシア政府を支持するラッパーのチマチ氏とレストラン経営者アントン・ピンスキー氏です。

両氏は先月、スターバックスのロシア事業を買収し、店名を変更しました。

スターズコーヒーの経営陣は、今年9月末までにロシア全土にある旧スターバックスチェーンの全店舗を開店させるほか、その大半はコーヒー店のまま残りますが、一部はレストランになるということです。

さらに、旧スターバックスで働いていた従業員約2000人のうち、約80％が新店舗に残ることを選択したことを明らかにしました。

ロゴもスターバックスのものとうり二つで、スターバックスの象徴である2本の尾ひれを持つ人魚が、ロシアの伝統的な髪飾りココシニクをつけた女性に置き換えられています。

メニューも同様にカフェイン飲料が名を連ねていますが、スターバックスが特許を持つフラペチーノは提供されません。

また、スターバックスの伝統である、注文を受ける際にカップに客の名前を書くという習慣も受け継がれる予定です。

去る2月24日にウクライナでロシアによる特殊軍事作戦が開始されたことを受け、スターバックスはロシアにある130店舗を一時的に閉鎖しました。

そして同5月にはロシアからの完全撤退を発表し、ロシア市場での約15年にわたる展開に終止符を打った形となりました。

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