アメリカとサウジアラビアの戦略、テロへの支援
アメリカCIAのブレナン長官が、アメリカとサウジアラビアの関係は、特にテロ対策において最高のレベルにあるとしました。
アミーンザーデ解説員
あらゆる状況が、アメリカとサウジアラビアのテロへの支援や拡大における共謀を示している中で、ブレナン長官は、「サウジアラビアは、9.11同時多発テロ事件をはじめ、テロとは何の関係もない」と主張しました。ブレナン長官は、11日土曜、ワシントンで、アルアラビーヤチャンネルのインタビューに応じ、「我々は、サウジアラビアと最高の協力を行っており、何年も前から、サウジの関係者と協力してきた」と語りました。
CIAは、サウジアラビアを、テロとの戦いにおけるアメリカの戦略的な同盟国と呼んでいますが、どちらもテロの主な支援国です。アメリカは、アルカイダを誕生させ、サウジアラビアも、ワッハーブ派の過激で破壊的な思想を広め、ISISを支援しています。こうしたことから、アメリカとサウジアラビアは、テロ対策ではなく、テロの拡大と、政治的な目的を実現するためのテロの利用において、同じ目的を追求する戦略的なパートナーであると言えるでしょう。
9.11後、2002年に発表された報告により、この事件へのサウジアラビアの関与が示唆された中、この国は過去15年間、いわゆるテロ対策においてアメリカの最高の同盟国でした。このため、9.11に関する報告のうち、28ページが元の報告から削除されています。この削除された部分が発表される可能性が浮上した際、サウジアラビアは、それが暴露されれば、自分たちの資金をアメリカ国外に持ち出すと脅迫しました。
こうした中、アメリカ上院で5月17日に可決された法案により、9.11の犠牲者の遺族は、サウジアラビアを訴追することができるようになりました。調査結果は、アメリカとサウジアラビアによって育成、訓練されたアルカイダが、9.11に関与していたこと、この事件のハイジャック犯19人がサウジアラビア国籍を持っていたことを示しています。
ところが、現在アメリカとサウジアラビアは、イランが彼らの対テロ連合に加わっていないため、イランはテロとの戦いに真剣ではないとしています。ブレナン長官は、インタビューの中で、「我々は今も、地域におけるイランの行動を懸念している」と語りました。
アメリカは、イランの反体制派テロ組織モナーフェギンを支援し、イランでテロを行わせるため、予算を可決した際には、テロとの戦いについては口にしていませんでした。テロに対するアメリカ国務省の立場や見解は、地域や世界のテロに対する西側のダブルスタンダードを示しています。
このようなダブルスタンダードは、国連でも見られます。国連のパン事務総長は、先週、サウジアラビアと、そのパートナーのアメリカから圧力をかけられたため、サウジアラビアが主導するアラブ連合軍の名を、子供の権利を侵害する国やグループのブラックリストから削除したことを認めました。
こうした中、アメリカ国務省のテロ支援国に関する最近の報告では、イランがテロ支援国とされています。明らかに、テログループを道具として利用し、シオニスト政権イスラエルのテロ行為を正当化しているアメリカは、当然、サウジアラビアをテロとの戦いにおける戦略的なパートナーと見なし、イランをテロ支援国と見なす必要があるでしょう。
このようなダブルスタンダードは、事実を逆さまに見せるものであり、テロ対策に関するアメリカの主張が矛盾したものであることを示しているのです。