9月 12, 2022 20:49 Asia/Tokyo

IAEA・国際原子力機関の定期理事会がオーストリア・ウィーンで始まりました。

今回の理事会は5日間の日程で行われ、被ばく防止、核セキュリティー、IAEAの学術活動の強化、国連安保理決議2231に基づくイラン核活動の検証、シリアでの保障措置(セーフガード措置)の実施、ウクライナの原発安全確保などが重要議題となっています。

国際通信イランプレスが12日月曜伝えたところによりますと、この日の夕方、IAEAのグロッシ事務局長による記者会見が行われることになっています。

グロッシ事務局長は最近出した報告の中で、イランが保障措置に関して残る問題についてIAEAとのやり取りを怠っていると非難し、「この問題解決は進展していない」と述べました。

これに対しイラン原子力庁のキャマールヴァンディー報道官は8日、「(イランの核施設に対する)以前のような検証体制が再び構築されるには、核合意当事国がそれぞれ責務を果たすことが必要である。(相手側は)自らの責務を果たさず、イラン国民に対する圧制的な制裁が続けられる中で、イランが保障措置範囲外の査察をも受け入れるというような期待は、抱くべきではない」と述べました。

IAEAは過去数年、イランの核計画についてシオニスト政権イスラエルが提起した主張を検討しています。イランはこのような主張は捏造であるとして否定しています。

 


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