ロシアがクリル諸島で演習開始
2月 03, 2016 18:19 Asia/Tokyo
ロシア極東軍管区の報道官が、3日水曜、クリル諸島でテロ対策の演習を開始したとしました。
ロシアのスプートニクによりますと、ロシア極東軍管区の報道官は、この演習では、空挺部隊が仮想のテロ組織の拠点を機銃掃射や砲撃を行ったとしました。
さらに、この演習では、ヘリコプターが使用されたとしました。
ロシアがクリル諸島で演習を行っている一方で、ロシアのラブロフ外務大臣は先月26日、日本との平和条約の締結は領土問題とは関係ないと語りました。
また、日本政府はラブロフ外務大臣のこの表明に遺憾の意を示すとともに、それは受け入れられないとしました。
日本とロシアは戦後、北方領土問題をめぐり対立しています。
これらの島々は石油や天然ガスが存在するといわれています。
日本とロシアはこの領土問題の対立により、戦後およそ70年が経過したにもかかわらず、平和条約を締結できていません。
現在、北方領土はロシアが実効支配しています。