米フロリダでハリケーンにより甚大な被害、多数が避難
9月 29, 2022 20:10 Asia/Tokyo
ハリケーン「イアン」の影響で、米国南部のフロリダ州では100万人以上が停電の影響を受けています。
パワーアウトレイジ. comのサイトによりますと、ハリケーンが直撃したフロリダ州では、日本時間の29日木曜午前5時30分の時点で、州内人口のおよそ1割に相当する103万9877人が停電の影響を受けています。
先に米国の国境警備局はフロリダ沿岸でキューバからの移民、20人以上を乗せた船が悪天候により転覆したと発表していました。
沿岸部は何時間にもわたり暴風にさらされていおり、がれきが飛ばされ、樹木が倒れ、送電線が切れて警報が鳴り響いています。
当局が事前に警戒を呼び掛けていた高潮は、一部地域で記録的なレベルに達している。イアンの上陸地点に近いフォートマイヤーズでは観測史上最大となった。
米フロリダ州南西部では、家屋の床上・床下浸水、車が濁流に押し流されるなど、高潮などによる被害の報告が入っています。
このハリケーンにより、多数の人々が消防チームにより激流から救助されたり、ホテルに避難したりしています。
こうした状況から、当局は州南西部の住民175万人以上に避難指示を出しているほか、自宅にとどまった住民には家で待機し、外出を避けるよう呼び掛けています。