アメリカで、銃器による殺害と自殺件数が増加

CDCアメリカ疾病予防管理センターの調査の結果から、同国では 2021年、武器による自殺と殺人の件数が大幅に増加していることが判明しました。

イルナー通信によりますと、CDCは「2021 年には、国内での銃器による自殺と殺人の両方が8%以上増加した｣と発表しています。

米国で銃器の使用による殺人と自殺は、2020年には4万3,675件だったのが、2021年には4万7,286件に達しました。

さらに、CDCの発表では、2021年の武器による殺人と自殺の総数は、それぞれ1993 年と1990 年以来最多数となっています。

CDCの調査ではまた、昨年の銃器による殺人は2万件以上、自殺は約 2万6000件だったとされています。

アメリカでは銃による殺人の割合は79%から81%に増加し、過去 50 年間で最高の割合に達しており、自殺率も 2020年に比べて 2%増加し、55%に増加しています。

加えてこの報告書は、米国内では銃による死亡者が最も多かったのは黒人とヒスパニック系だったとしています。

2020年は世界で新型コロナウイルスが蔓延する中、不安や絶望に駆られるケースが大きく増加しています。

こうした中、ジョー・バイデン米大統領は、銃規制を強化する銃安全法に署名しました。

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