キューバ、「米の制裁は大量虐殺」

キューバ外務省が、「アメリカが行使している対キューバ制裁は大量殺戮に等しい」としました。

アメリカはキューバへの圧力強化のため50の追加措置を採用することにより、トランプ前大統領時代のコロナ大流行開始当初から、対キューバ封鎖を強化してきました。

イルナー通信によりますと、キューバ外務省はツイッターで、「禁輸措置・制裁はキューバ国民の人権を侵害するだけでなく、処罰を恐れることなくわが国と関係するという、世界中のすべての国の国家主権の侵害に当たる」と発表しています。

さらに、「米国の制裁は、我が国のすべての国民の権利に対する広範で、明白かつ組織的な侵害であると考える」としました。

また、ロドリゲス・キューバ外相は第77回国連総会で、「制裁は、平和の時代における経済戦争である｣と語っています。

そして、「過去60年間の米国による経済、金融制裁は、我が国に1,504億1000万ドルの経済的損失をもたらした」と述べました。

最初のアメリカによる初のキューバ制裁は、ジョン F. ケネディ政権時代の1962年に行使されています。

ロドリゲス外相はまた、キューバ国民の各世帯の状態に対する米国の制裁の結果に言及して、この問題をキューバから人々が国外移住する理由の1つだと考えるとしました。

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