バハマで、経営破綻の暗号資産FTX創業者の身柄を拘束
12月 13, 2022 17:34 Asia/Tokyo
中米カリブ海の島国バハマで、経営破たんした暗号資産大手FTXの創業者の身柄が拘束されました。
フランス通信が13日火曜、報じたところによりますと、バハマ当局は12日月曜、経営破綻した暗号資産(仮想通貨)交換業大手「FTXトレーディング」の創業者で前最高経営責任者(CEO)のサム・バンクマンフリード容疑者(30)の身柄を拘束しました。
米ニューヨーク南部地区の連邦地検の話では、同容疑者の拘束は米司法当局の要請によるものだということです。
また、バハマ首相府も同容疑者の拘束を確認しており、検察当局によれば、バンクマンフリード容疑者の身柄はいずれ米国に引き渡される見込みとなっています。
訴状は13日朝に公表され、その時点で詳細が明らかにされる見通しです。
バンクマンフリード容疑者は同日、米議会公聴会で証言する予定となっていました。
その一方で同容疑者は、FTXが本社を置くバハマからビデオ形式で複数のメディアのインタビューに応じ、自らの間違いを認めたものの、顧客をだますつもりはなかったと弁明しています。
FTXは先月11日、資金繰りに行き詰まり、日本の民事再生法に当たる連邦破産法11条(チャプター11)の適用を申請しており、顧客資産の流用など詐欺の疑いが掛けられています。