米、「ロシアが核兵器使用を決断した兆候はない」

米国のジュリアン・スミスNATO北大西洋条約機構大使は、同組織としてロシアが自国保有の核兵器を使用する準備を整えていることを示す兆候を、現時点で確認していないと述べています。

プーチン・ロシア大統領は最近、「わが国は確かに最新鋭の核兵器を保有しているものの、世界を脅かすことはない」と表明していました。

イルナー通信によりますと、スミス大使は13日火曜、「現時点では、ロシアが核兵器使用を決定したことを示す何らかの措置を講じている兆候は見られない」と語りました。

続けて、「もっとも、NATOとして今後とも警戒し、状況を間近に監視していくつもりだ」としています。

そして、「我々はこれまでどおり、核兵器使用に踏み切れば前例のない結果を受けることになるというメッセージをロシアに送り続けており、状況を注意深く監視している」と述べました。

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