トランプ氏がクリスマスメッセージ、「米は衰退に向っている」
12月 26, 2022 18:20 Asia/Tokyo
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アメリカのトランプ前大統領
アメリカのトランプ前大統領が、クリスマスに際してのメッセージで、現在のアメリカを「衰退に向っている」と表現しました。

トランプ前大統領はクリスマス当日、ソーシャル ネットワーク「トゥルース・ソーシャル」で、アメリカ南部国境の現状について、「現在は、”恐るべきショー”が進行中だ。前科のあるならず者が大半を占める前例のない人数が、信じられないほどの速度で米国に向かっている」としました。
そして、「米国は内部から衰退している」と続けました。
米メディアは先日、8000万ドルをかけて建設されたアリゾナ州の45キロメートルにわたる国境壁が取り除かれると報じました。
トランプ氏は2016年の大統領選挙運動において、「(国境に)壁を作れ」を強調し、その後当選しました。
トランプ氏は選挙時、この国境壁建設の費用がメキシコによって負担されるべきだと強調していました。しかし大統領就任後に、より現実的可能性がある国家予算に負担を求めたものの、米議会はこの支出を2年間拒否し、同国で最長期間の政府関連機関機能停止まで引き起こす戦いとなりました。
その後トランプ氏は、自国南部国境に国家非常事態を宣言し、これを下にして議会の決定を迂回し国防総省の軍事予算を転用することで、国境の壁の建設に必要な資金を捻出しました。
トランプ政権は最終的に、メキシコとの国境の4分の1に相当する全長450マイル(724.2キロメートル)の壁の建設開始にこぎつけ、その作業は、現在のバイデン大統領が就任するまで続けられました。
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