クロアチアがユーロ導入、ユーロ圏20カ国に
(last modified 2023-01-02T07:12:07+00:00 )
1月 02, 2023 16:12 Asia/Tokyo
  • ユーロ
    ユーロ

クロアチアが、現地時間の2023年1月1日日曜午前0時に自国通貨クーナを廃止し、欧州連合(EU)単一通貨ユーロを導入し、これでユーロ圏は20か国に拡大しました。

アメリカの国際情報サイト・ブルームバーグによりますと、EU中央銀行のラガルド総裁は同日、「ユーロが魅力的な通貨であり、そのメンバーに安定をもたらすことを示すものだ」とする声明を発表しました。

ユーロ導入に伴い、クロアチア国立銀行(中央銀行)のブイチッチ総裁はECB政策委員会に26人目のメンバーとして加わることになります。

 なお、クロアチアはユーロ導入と同時に欧州の域内で移動の自由を認める「シェンゲン協定」の加盟国となりました。

この問題について、専門家は、ウクライナ危機で食料や燃料の価格が高騰し、世界中でインフレが高進する中、ユーロ導入はクロアチア経済の保護につながると指摘しています。  

しかし、その一方で国民の賛否は分かれており、出入国管理の撤廃を歓迎する人もいれば、ユーロへの切り替えを心配する人もおり、右派からは、ドイツやフランスといった大国を利するだけだと批判する声も出ており、今後の動向が注目されます。

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter     urmediem


 

タグ