6歳児が教室で発砲、教師重体 米
1月 07, 2023 14:01 Asia/Tokyo
アメリカ・バージニア州の小学校で、6歳の男子児童が教室で発砲し、30代の女性教師が重態となる事件が発生しました。
フランス通信が7日土曜、報じたところによりますと、警察の発表では、米東部バージニア州ニューポートニューズにあるリッチネック小学校の教室で現地時間の6日金曜、6歳の男子児童が銃を発砲しました。
この事件で、クラスメートにけがはなかったものの、30代の女性教師が重体となっているということです。
地元警察のスティーブ・ドリュー署長は記者会見で、この男子児童について「警察が拘束している」「暴発ではなかった」と述べました。
銃による暴力の統計サイト「ガン・バイオレンス・アーカイブ」によると、米国では2022年、約4万4000人が銃で亡くなり、そのうち約半数は殺人、事故、自衛で、半数は自殺とされています。
公式統計によりますと、米国内にはおよそ2億7000万から3億丁の銃器が出回っています。これは国民一人当たりほぼ1丁の武器を持っている計算になります。
全米各地では、武器携帯が自由であるために毎日のように銃犯罪が起こっており、その大半で死者が出ています。しかし、銃ロビー団体の力が非常に強いことから、米議会は武器所有を制限するには至っていません。