米の銃犯罪、1週間で250人超が死亡
(last modified Sat, 07 Jan 2023 11:44:44 GMT )
1月 07, 2023 20:44 Asia/Tokyo
  • 米の銃犯罪、1週間で250人超が死亡
    米の銃犯罪、1週間で250人超が死亡

アメリカでは、年末年始をはさんだ1週間に起きた複数の銃犯罪で、250人余りが死亡しました。

アメリカでは、年末年始をはさんだ1週間に起きた複数の銃犯罪で、250人余りが死亡しました。

アメリカにおける武器携帯の自由は、同国で毎日のように銃犯罪が起こり死者が出る原因となっています。ロシア・スプートニク通信によりますと、全米の銃犯罪の件数をカウントするサイト「ガン・バイオレンス・アーカイブ(Gun Violence Archive)」は、12件の乱射事件を含む銃器による殺人事件や偶発的な発砲により死亡した人の数が、1週間で255人にのぼったとしました。

同サイトはさらに、396人が銃を使って自殺したともしました。

また、同期間に銃により負傷した人数も550人になったとしています。

この犠牲者の中には、11歳未満の子供が7人いたほか、12歳から17歳までの未成年者も多数含まれていたということです。

ガン・バイオレンス・アーカイブは、7500の情報源をもとに全米の銃による死亡者・負傷者を毎日集計していますが、調査された死亡者数は現在、過去30年間で最悪のレベルに達しています。

公式統計によりますと、アメリカ国内にはおよそ2億7000万から3億丁の銃器が出回っています。これは国民一人当たりほぼ1丁の武器を持っている計算になります。

しかし、国内で銃器による犯罪が多発しているにもかかわらず、銃ロビー団体の圧力が非常に強いことから、米議会は武器所有を制限するには至っていません。

 


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