露安全保障会議書記、「米の2023年度予算案は、新たな戦争開戦という同国の計画を証明」
1月 10, 2023 20:36 Asia/Tokyo
ロシアのパトルシェフ安全保障会議書記が、「米国の2023年度予算案は自国民の幸福に損害をおよぼす戦争を始めるという米当局の計画を証明している」との考えを示しました。
パトルシェフ氏はロシアメディアのインタビューで、米連邦政府の予算案について、歳出総額1兆7000億ドル(約224兆円)のうち半分の8500億ドル超が国防費に割り当てられていると指摘しました。
また、「ウクライナでの戦闘行為を継続させ、紛争を長引かせるためだけに約450億ドルが計上されている」と強調し、「米国とその同盟国は取り返しのつかない借金の穴に転げ落ちている」と述べています。
さらに、「米国の公的債務残高は31兆ドルを突破した。英国の債務残高は2兆4000億ポンド(約385兆円)で第2次世界大戦以降最高となり、対GDP(国内総生産)比は101%を上回った。債務残高が対GDP比の2.6倍超という世界記録は、約10兆ドルの公的債務を抱える日本が樹立した。自分を世界の支配者とみなしている国のみが、これらの債務を返済しようとしていない」としました。
パトルシェフ氏はこれに先立ち、ロシアはウクライナと戦っているのではないと述べ、現在の衝突はウクライナ人の手でロシアに対抗しようとする西側の試みだと語っていました。
バイデン米大統領2022年末、2023年向けに 1.7 兆ドルの予算法案に署名しました。
米国の国債は2023 年までに31兆ドル以上に達し、米国民は過去40年間で最高のインフレに直面している一方で、米国の国防予算は増加しています。