米の銃乱射事件、年明け1ヶ月足らずで36件に
1月 24, 2023 18:25 Asia/Tokyo
銃暴力に関するデータを収集する非営利団体「GVAガン・バイオレンス・アーカイブ」が、米国で今年発生した銃乱射事件は22日までに少なくとも36件あったとしました。
米CNNによりますと、銃撃犯は含まずに4人以上が負傷または死亡した銃撃事件を銃乱射事件と定義したこの統計では、発生した事件の数が今年経過した日数よりも多いことになりました。
米国では23日月曜にも、カリフォルニア州でまた銃撃事件が発生し、7人が死亡、1人が重体となりました。
これに先立つ21日夜には、同州ロサンゼルス近郊のモントレーパークでも銃撃事件が起きており、10人が死亡、10人が病院に搬送されています。
調査によれば、米国の一般市民が保有する銃火器の数は合わせて3億9300万丁であり、市民100人あたり120.48丁保有している計算となります。こうした一般市民による銃の携帯は、同国の治安の悪化につながっています。
米国は、銃犯罪の件数が他国よりも突出しており、その人口は世界の5%でありながら、世界の銃犯罪の31%が同国内で起きています。
米国はまた、幼稚園などで銃犯罪から身を守る方法を教えている唯一の国でもあります。
CDC・米疾病予防管理センターによれば、昨年の米国の子供や若者の死因のトップが銃犯罪であり、交通事故による死者よりも多くなっていました。