米ロスで銃撃により3人死亡、州内で銃乱射相次ぐ
米ロサンゼルスで銃撃事件が発生し、3人が死亡したほか、4人が負傷しました。
CNNによりますと、米カリフォルニア州ロサンゼルスで現地時間28日土曜未明に銃撃があり、同市消防局LAFDの発表では3人が死亡、少なくとも4人が負傷しています。
LAFDの報道担当者が同日発表したところによると、同日午前2時35分に中心街の北西にある住宅地の路上から助けを求める通報がありました。
事件現場では3人の遺体が見つかり、負傷者2人が病院へ搬送されたほか、さらに2人の負傷者が自力で病院に駆け込んだということです。
現地のCNN提携局は、隣接するビバリーヒルズとの境にある住宅地、ビバリークレストで、車に乗っていた3人と民家の前に立っていた4人が撃たれたと伝えました。
病院に収容された4人は重体とされています。
カリフォルニア州でこの1週間に起きた銃乱射事件は、これで4件目となります。今月21日にロサンゼルス近郊モントレーパークのダンススタジオで起きた銃乱射では11人が死亡しました。
その後23日には州北部のハーフムーンベイでの銃乱射で7人が死亡し、その数時間後に北部オークランドで5人が撃たれ、このうち18歳の男性1人が死亡しました。
調査によれば、米国の一般市民が保有する銃火器の数は合わせて3億9300万丁であり、市民100人あたり120.48丁保有している計算となります。こうした一般市民による銃の携帯は、同国の治安の悪化につながっています。
米国は、銃犯罪の件数が他国よりも突出しており、その人口は世界の5%でありながら、世界の銃犯罪の31%が同国内で起きています。
米国はまた、幼稚園などで銃犯罪から身を守る方法を教えている唯一の国でもあります。
CDC・米疾病予防管理センターによれば、昨年の米国の子供や若者の死因のトップが銃犯罪であり、交通事故による死者よりも多くなっています。