2月 06, 2023 21:46 Asia/Tokyo
  • ルビオ議員
    ルビオ議員

米国議会上院情報特別委員を務める共和党のマルコ・ルビオ議員が、「中国はその主張とは逆に、気球をアメリカ上空に飛ばして、全世界に対して自国の勢力について知らしめようとした」と語りました。

問題の気球は先月28日に最初に発見された後、アラスカ、カナダ、そして米国の上空を通過し、ICBM大陸間弾道ミサイルも保管する機密度の高い米軍基地の上を飛んでいきました。

そしてこの気球はその後の4日土曜、米サウスカロライナ州の沖合の大西洋上空に到達しました。

米ABCニュースのネットサイトは、「共和党のマルコ・ルビオ上院議員は5日日曜、『中国は、(気球が)人々の目に触れること、そして米国政府がその情報を明らかにし、人々も上空に浮かんだ気球を目の当たりにするであろうことを認識していた』と強調している」と報じました。

ルビオ議員の考えでは、中国人が送りたかったメッセージは、かつては超大国だったアメリカが今や空洞化し、没落しつつあることです。

ルビオ議員はまた、「彼らが世界に送りたかったメッセージとは、アメリカは自国の領空を飛んでいる気球をどうすることもできないという現実を見よ、というものだった」としています。

 さらに、「インド太平洋地域で何かが起こった場合、どうしてアメリカを当てにできようか?... 中国人が彼らの領土に簡単に行き来しているときに、彼らがどうして台湾の援助に来たり、フィリピン、日本、インドの傍らに寄り添うのか?」としました。

さらに、「気球は民間の気象観測用のものであり、誤って米本土上空に飛来している」とする中国当局者の主張を否定しました。

中国外務省は今月3日、声明を発表し、「この気球は民間用であり、研究、特に気象観測のために使用された」と表明しました。

また、「中国として、問題の気球が米国領空に不必要に迷い込んだことを遺憾に思う」としています。

現在、米は自国の領空に気球を飛ばしたという口実を使って、中国の対米行動を誇張しようとしている一方、アメリカ空軍がこれまでに何度も中国の領空やその周辺上空で偵察飛行を行っており、中国の度重なる抗議にもかかわらず、依然として自らの挑発的な行動を続けている。

 


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