伊首相、ウクライナ大統領訪仏を改めて批判
2月 11, 2023 15:38 Asia/Tokyo
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フランスのマクロン大統領とウクライナのゼレンスキー大統領
イタリア首相が、ウクライナ大統領のフランス訪問を批判しました。
フランス通信によりますと、イタリアのジョルジャ・メローニ首相は10日金曜、フランスのエマニュエル・マクロン大統領が今週、EU欧州連合首脳会議に先立ちウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領をパリに招いたことについて、独仏を除く25人のEU首脳が「欠けていた」と改めて批判しました。
メローニ氏はEU首脳会議後の記者会見で、「エリゼ宮(仏大統領府)でのゼレンスキー氏との会談に招かれていたら、(マクロン、ゼレンスキー両氏に)こうした会談を行うべきではないと忠告していただろう」「ウクライナ問題に関しては、EU内で結束したメッセージを出すことが何よりも重要だからだ」と述べました。
ゼレンスキー氏は今月8日、英仏を訪問。パリではマクロン氏とオラフ・ショルツ独首相と夕食を共にしています。
メローニ氏は今月9日にも、マクロン氏がEU首脳会議に先立ちゼレンスキー氏を招待したのは「不適切だ」と批判したとともに、同日にブリュッセルでゼレンスキー氏と会談した後、来るウクライナ首都キエフ(ウクライナ語読み;キーウ)訪問について話し合ったと明らかにしていました。
これに対し、マクロン氏は同日、仏独はウクライナ東部紛争の停戦合意である「ミンスク合意」に関与しているため、ウクライナ情勢で「特別な役割」を果たしていると主張し、パリでの夕食会を正当化しました。
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