米フロリダ州で、銃撃事件を取材中の記者らが撃たれる 2人死傷
2月 23, 2023 19:18 Asia/Tokyo
米フロリダ州オーランドで22日、同日起きた銃撃事件の取材をしていたテレビ局の記者らが撃たれる事件が発生し、1人が死亡、もう1人が負傷しました。
CNNによりますと、死傷したのは地元テレビ局「スペクトラム・ニュース13」の記者とカメラマンの2人です。
地元保安事務所によると、22日午前に発生した銃撃事件に関連して、キース・モーゼス容疑者(19)が殺人容疑で逮捕されました。この日は、テレビ局クルーが死亡した事件を含め、午後に4件の銃撃事件が相次いでおり、いずれについてもモーゼス容疑者が関与しているとみられています。
最初の銃撃事件が起きたのは、現地時間22日午前11時ごろでした。通報を受けて駆け付けた警官が、20代の女性が撃たれて死亡しているのを発見しました。
同日午後4時5分ごろには、同じ現場とその付近で別の銃撃事件に関する通報が入りました。
テレビ局クルーが銃撃を受けたのはこの事件で、午前中に起きた最初の事件を取材するために現場を訪れていました。
さらにこの事件の直後、3番目の銃撃事件の通報があり、駆け付けた警官が母親と9歳の娘が家の中で撃たれているのを発見し、女の子が死亡が確認されました。
公式統計によりますと、米国内にはおよそ2億7000万から3億丁の銃器が出回っています。これは国民一人当たりほぼ1丁の武器を持っている計算になります。
全米各地では、武器携帯が自由であるために毎日のように銃犯罪が起こっており、その大半で死者が出ています。しかし、銃ロビー団体の力が非常に強いことから、米議会は武器所有を制限するには至っていません。