米で今年に入ってからの銃器犠牲者が6000人超に
(last modified Mon, 27 Feb 2023 11:31:25 GMT )
2月 27, 2023 20:31 Asia/Tokyo
  • 米で今年に入ってからの銃器犠牲者が6000人超に
    米で今年に入ってからの銃器犠牲者が6000人超に

アメリカの非営利団体が、2023年に入ってから現在までに既に6000人以上が銃器により死亡しているという統計結果を明らかにしました。

スイスのジュネーヴ大学高等国際問題研究所による「小型武器調査」によれば、アメリカは世界で唯一、流通する武器の数が国内の総人口よりも多い国であり、成人100人あたり約120丁の銃が存在しているとされています。 

IRIB通信が27日月曜、報じたところによりますと、 銃暴力に関するデータを収集するアメリカの非営利団体「Archive of Gun Violence」の調査の結果、2023年に入ってから現在まで、つまり2か月弱の間に全米で6,000人以上、即ち1日当たり平均 116人が銃器により死亡していたことが分かりました。

この報告によりますと、今年の1月からこの2月にかけて、米国では84件の銃乱射事件が発生しています。銃乱射事件について同団体は、「少なくとも 4 人の死傷者を出した銃撃事件」と定義しています。

米国と世界の他の国々の銃による暴力事件の統計を比較すると、米国が完全に例外的な国であることがわかります。米国の総人口は世界人口の約5%に過ぎませんが、世界における銃器を使った大量殺人事件全体の31%近くがアメリカ人の起こしたものとなっています。

調査によると、米国での銃器の使用による死亡者数は現在、過去30 年間で最高レベルに達しています。

 


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