ロシアが対抗措置、フィンランドNATO加盟に
(last modified Wed, 05 Apr 2023 05:02:49 GMT )
4月 05, 2023 14:02 Asia/Tokyo
  • ペスコフ・ロシア大統領報道官
    ペスコフ・ロシア大統領報道官

ロシア大統領府が、フィンランドのNATO北大西洋条約機構加盟について、対抗措置を講じる構えを示しました。

フランス通信によりますと、ペスコフ・ロシア大統領報道官は4日火曜、記者会見で「大統領府はこれを、情勢の新たな悪化と受け止めている」と述べています。

さらに「NATO拡大はわれわれの安全保障とロシアの国益に対する攻撃だ」との認識を示し、「これによりわれわれは、戦術的、戦略的な意味で対抗措置を取らざるを得なくなる」と語りましたが、詳細には触れていません。

ペスコフ氏はかねてから、フィンランドのNATO加盟に向けた動きについて遺憾の意を示し、「ロシアはフィンランドの脅威ではない」と表明してきました。

フィンランドは4日、31か国目のNATO加盟国となりました。

NATO本部で開かれた加盟式典では、加盟各国の外相が見守る中、フィンランド国旗が掲揚されました。

ロシアは、隣国フィンランドが集団的自衛権を有するNATO加盟国になることで軍事的な緩衝地帯を失い、地域の緊張が高まる可能性が浮上しています。

 


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