米国人の4割が家に銃保有 NPO調査で判明
4月 12, 2023 20:04 Asia/Tokyo
米カリフォルニア州のNPO法人「KFF」の調査で、家に銃があると答えた人の割合が4割にのぼりました。
AFP通信によりますと、この調査は3月中旬、米国の成人1271人を対象に実施されました。
それによると、調査対象のうち84%が自分や家族を銃犯罪から守るための自衛措置を講じていることがわかりました。
具体的には、銃撃をうける可能性のある人混みを避けると答えた人の割合は35%、自分や家族を守るために銃器を購入したことがあると答えた人の割合は29%でした。
また、家に銃があると答えた人の割合は41%で、このうち鍵のかかっていない場所に銃を保管していると答えた人は44%でした。
一方、知人が銃で撃たれた経験がある、または一般に銃の脅威を感じるとした人は、白人に比べて黒人やヒスパニック系市民で多くみられました。その割合は黒人で31%で、白人の14%の倍以上になりました。
全米の銃犯罪を統計するサイト「ガン・バイオレンス・アーカイブ」によると、今年これまでに全米で1万1631人が銃犯罪によって死亡しています。その内訳は、殺人や事故、自衛のための銃の使用で亡くなった人が4965人、銃による自殺が6666人でした。
同サイトによると、昨年に殺人や事故、身を守るために銃を使って亡くなった人の数は2万249人、自殺者数は2万4000人以上となっています。