米誌「米は西アジアで屈辱の連続」
(last modified Sun, 30 Apr 2023 10:11:02 GMT )
4月 30, 2023 19:11 Asia/Tokyo
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米誌フォーブスは、米国が西アジア外交で屈辱を重ねていると報じました。

同誌は、米国にとって最も大きな屈辱となったのは、サウジアラビアとの関係崩壊だと指摘しています。

サウジアラビアは、ロシア産石油への制裁を理由とした米の増産要求に対し、OPECプラスと結託し、減産姿勢を貫いています。

さらに今年3月には、中国を仲介役としてイランとの国交回復に同意。蚊帳の外となった米国の議員からは、サウジのこうした動きについて、バイデン政権に中指を立てるものとする声もあがっています。

サウジはイランに続いて、シリアとの関係改善も探っていると伝えられており、米国外しの動きは当面続きそうです。

ケネディ元米大統領の甥で政治家のロバート・F・ケネディ・ジュニア氏は、「米国のサウジアラビアへの影響力の喪失や、サウジアラビアの中国やイランとの同盟は、米国の世界的覇権を維持しようとした新保守主義戦略の恥ずべき失敗の痛ましい象徴だ」と述べています。

フォーブス誌は、米国が西アジアで権威を失えば失うほど、地域の平和機運は高まると記しています。

 


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