米テキサス州で、隣人宅の5人射殺した容疑者逮捕、250人態勢で捜索
米テキサス州クリーブランドで9歳の子どもを含む5人が射殺された事件で、当局が行方を追っていた男が逮捕されました。
米CNNがテキサス州サンジャシント郡保安官事務所の2日火曜夜の発表として報じたところによりますと、連邦捜査機関の関係者の話では、容疑者は同州カットアンドシュートで逮捕されました。
カットアンドシュートは、事件が発生したクリーブランドから数キロ離れた町です。
逮捕されたのは、フランシスコ・オロペサ容疑者(38)です。
オロペサ容疑者は去る4月28日夜、隣人からライフル射撃をやめてほしいと頼まれたことに腹を立て、5人を射殺したとされています。
当局は当初、携帯電話を手がかりとしてオロペサ容疑者の行方を追っていましたが、この痕跡は先月29日夕に途絶えていました。
このため、当局は250人以上の警官などを動員してオロペサ容疑者の行方を追うとともに、8万ドル(約1000万円)の賞金をかけて逮捕につながる情報の提供を呼びかけていました。
オロペサ容疑者の妻を監視していた捜査当局が、同容疑者の家族と関係するカットアンドシュート近郊の住宅を発見し、テキサス州公安当局がこの家に入り、クローゼットの中に隠れていた容疑者を発見しました。
サンジャシント郡地区検察は2日、容疑者の潜伏を手助けした人物がいたかどうか調べていることを明らかにしました。
オロペサ容疑者の現在の在留資格は不明ですが、ICE米移民・関税執行局の関係者によると、同容疑者は過去に米国に不法入国して2009年以来少なくとも4回、入管当局によって強制送還されていたということです。
なお、死亡した被害者5人は25歳の母親と9歳の息子を含め、いずれもホンジュラス国籍となっています。