米テキサス州で道路脇の人々に車突入、7人死亡

米テキサス州の国境付近で、バスを待つ人々がいる歩道に車が突っ込み、少なくとも７人が死亡しました。

ファールス通信によりますと、米南部のメキシコ国境に位置するテキサス州ブラウンズビルで現地時間の7日日曜、スポーツタイプの多目的車（SUV）が道路脇に突っ込み、少なくとも7人が死亡しました。

ヤフーニュースによりますと、この事件は同市内にある移民などを保護する施設の近くで７日朝８時半ごろに発生し、被害者の多くは、バスを待っていた中南米からの移民でした。

現地の警察によれば、これまでに７人の死亡が確認されたほか、１０人が負傷し、病院に搬送されました。

警察はまた、容疑者と見られる車を運転していた男を拘束したとしながら、「容疑者は現在病院で手当てを受けており、24 時間警察の監視・拘留下にあるとともに、目下アルコールと薬物の使用に関する検査を受けている」と発表しています。

ブラウンズビル警察当局の１人は、死傷者の多くが警察の管理下にある移民だったとしました。

ACLUアメリカ自由人権協会は声明の中で、「テキサス州移民センターの近くで人々が車に轢かれたことに心を痛めている。容疑者の動機はまだ調査中であるとはいえ、この恐ろしい出来事は、テキサス州当局の反移民政策の強化されてから数週間後に起こっている」としました。

この声明ではさらに、「バイデン現米政権はまた、避難所と安全を求めている移民希望者を歓迎せず、移民の入国制限に向けた新たな禁止令の施行も計画している」と指摘されました。

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