イタリアで、人工中絶に反対するデモ実施

イタリアの首都ローマで、人工妊娠中絶の権利を承認する法律に反対する人々が、街頭に集結しデモを行いました。

国際通信イランプレスによりますと、ローマ中心部の通りで、数千人の人々が雨が降る中、デモを行い、「人工妊娠中絶は人道に反する不道徳な行動であり、家族の基盤を揺るがすものだ」などと訴えました。

このデモに参加したある若い母の女性は、イランプレスの取材に対し、「われわれのデモは、様々な人生を生きることへの支持である」と語りました。

また、ある高齢の男性も、「デモに参加することで、人工妊娠中絶の権利を認める法律への反対を表明している」と語りました。イタリアでは出生率の低下が大きな社会問題となっています。

イタリア統計センターの最新報告によれば、昨年、同国で生まれた子供の数は、過去162年間で最低を記録し、初めて40万人を下回りました。一方で、同期間中の死亡数は70万人を超えました。

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