米で、中絶法廃止をめぐり数百万人規模のデモ実施
(last modified Sat, 25 Jun 2022 10:26:17 GMT )
6月 25, 2022 19:26 Asia/Tokyo

アメリカ最高裁が、中絶法廃止の判決を下したことをめぐり、同国の各都市で数百万人の市民が抗議デモを行いました。

アメリカの連邦最高裁は、人工妊娠中絶が憲法上の権利として認めた1973年の「ロー対ウェイド判決」を覆す判断を下しました。

この判決により、アメリカ各州は法案の可決、法制化により、中絶を違法とすることができます。

イルナー通信によりますと、ニューヨークやワシントンDC、マイアミ、アトランタ、テキサス、シカゴ、サンフランシスコ、ボストン、ロサンゼルス、ヒューストンの米国内各都市て、数百万人もの市民が街頭に繰り出し、この判決の反対派らはこの判決を女性の権利侵害だとし、賛成派はこれを生きた権利の支持と勝利だとしました。

この報道によりますと、少なくとも70もの抗議行動が計画されてきており、常時国内各都市での抗議者数が増加し、警察も出動態勢を整えています。

トランプ前米大統領は2016年、連邦最高裁にてこの法律の廃止に追い込む判決を出させると約束していました。

アメリカで最も古い出生支援団体である国民生存権委員会は、1973年以来およそ6345万9781件の中絶が行われたと推測しています。

この委員会の新しいデータによりますと、アメリカでは妊娠1000件に対し、195件の中絶が行われているとされています。

 


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