米で、ホームレスの死亡件数が70%増加
(last modified Wed, 24 May 2023 09:59:31 GMT )
May 24, 2023 18:59 Asia/Tokyo

米ロサンゼルス市当局が、市内におけるホームレスの死亡者が大幅に増加したことを明らかにしました。

分析サイト「World Socialist Web Site (WSWS)」によりますと、ロサンゼルス市当局は、市内のホームレス死亡者が2021年に過去最高の2201人に達していたことを明らかにしました。

これは、同市で2019年から2021年にかけてホームレスの死亡件数が70%増加したことになります。

ロサンゼルス市は最近、ホームレス人口が6万9000人に達したことで、ニューヨークを抜いてアメリカで最もホームレスの多い都市となりました。この人数はまた、同市でホームレス人口が2015年から2022年にかけて56%増加していることも示しています。

ロサンゼルスでは、1日あたりに207人がホームレス状態から抜け出すのに対し、227人が新たにホームレスになるとされています。つまり、ロサンゼルス市内のホームレスおよびホームレス経験者は、合わせると数十万人にのぼるのです。

今の流れが続けば、同市のホームレス人口は2031年までにさらに2倍にまで膨れ上がります。

2026年にサッカーワールドカップ、さらに2028年にはオリンピックの開催を控えているロサンゼルス市の当局者にとって、ホームレスは大きな恥部となりつつあります。ロサンゼルス警察は最近、ホームレスの集まる場所の一部で取り締まりを始めました。

 


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