欧州が、兵器面での米からの独立を追求

ウクライナ戦争がヨーロッパ諸国に莫大な軍事的出費をもたらしている中、ヨーロッパが兵器面でのアメリカからの独立を追求しています。

イルナー通信によりますと、ヨーロッパ諸国の首脳らはアメリカの希望に反する形で、自身の防衛面でのニーズをヨーロッパ圏内の軍事産業で賄おうとしています。

ウクライナ戦争および、アメリカの要望でヨーロッパ諸国がこの戦争に関与したことで、ヨーロッパの経済・軍事的資源は現在、ウクライナでのアメリカとロシアの代理戦争で消費されています。

しかし、アメリカがヨーロッパにした自身の約束を履行していないため、ヨーロッパ諸国は同国の政策への同調を続けることをためらっています。

マクロン仏大統領も先日、台湾を巡る中米間の対立に関して、「欧州が米国の課題や中国の過剰反応に追随してしまうのは、最悪だ」と述べていました。また、ヨーロッパ諸国に向けて、中国とアメリカの対立を阻むよう呼びかけるとともに、アメリカの対中国政策に同調しないよう求めました。

ヨーロッパ諸国の高官らは、自国の制裁の一部を見直すことで、アメリカの政策に追従することで支払いを余儀なくされている負担を軽減しようと試みていると見受けられます。

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