Pars Today
イランのアラーグチー外相が独紙シュピーゲルのインタビューで、「(ハマスがイスラエルを攻撃した)昨年10月7日は降ってわいたような出来事ではない。パレスチナ人は、(第二次大戦中に)ドイツ人がユダヤ人に対して行ったことのために処罰されるべきではない」と語りました。
イランの専門家の見解では、欧州諸国はウクライナ戦争のような重要問題に関して米国から独立した政策を取れないため、米国と同様のアプローチによるイランへの対処を模索しているとされています。
ウクライナ戦争やイスラエルによる西アジアでの戦火拡大は、米国に史上空前の利益をもたらしています。
イラン外務省のバガーイー報道官は、ウクライナ戦争に関して英・EUがイランを非難したことについて、「イスラエルによるパレスチナ人のジェノサイドから国際世論の目を逸らせるためのものだ」としました。
ロシアのアレクサンドル・グルシコ外務次官は、「ウクライナはNATOがロシアに仕掛けた複合戦争の消耗品にされている」と語りました。
ロシアのラブロフ外相が、「ウクライナとパレスチナ・ガザ地区での紛争激化は米国の行動の結果である」と指摘し、「アフガニスタン、イラク、シリア、リビア、バルカン半島、ウクライナ、コーカサス、中央アジア、南シナ海の諸問題への干渉はこれらの地域の状況を悪化させるだけである」と語りました。
エマニュエル・マクロン仏大統領が、欧州とロシアの関係見直しを求めました。
アメリカの政治家・キッシンジャー氏は昨年の逝去以前に、「米政府はウクライナ危機を速やかに終結させなければならない。さもなくば、米国は東欧での優位性を失うだろう」と警告していました。
フランスの新聞ル・モンドが、ウクライナにおける戦争の範囲が世界規模に拡大することについての仏政府の懸念を明らかにしました。
欧州議会のミック・ウォレス議員は、「欧米諸国はウクライナ戦争でNATOというテロ組織に活力を与えている」と非難しました。