イラン最高指導者顧問が、ウクライナ問題に対する西側の偏見に反応
(last modified Mon, 25 Nov 2024 03:51:23 GMT )
11月 25, 2024 12:51 Asia/Tokyo
  • イラン・イスラム革命最高指導者ハーメネイー師の国際問題担当顧問を務めるアリー・アクバル・ヴェラーヤティ氏
    イラン・イスラム革命最高指導者ハーメネイー師の国際問題担当顧問を務めるアリー・アクバル・ヴェラーヤティ氏

イラン・イスラム革命最高指導者ハーメネイー師の国際問題担当顧問を務めるアリー・アクバル・ヴェラーヤティ氏が、ウクライナ戦争および新たな情勢変化を踏まえたこの戦争の見通しに関連して、「西側諸国はヨーロッパ最大の国を自らの政治的私欲の犠牲にした」と語りました。

国際イスラム覚醒フォーラムの事務局長も務めるヴェラーヤティ顧問はあるインタビューで、「ウクライナとロシアの場合、西側諸国の習癖はライバルとの直接対決をできる限り回避することである。そして様々な国で人々を自分たちのライバルとの戦いに駆り立てて、自らには重大な被害が及ばないよう図っている」と述べています。

パールストゥデイがイルナー通信の報道として伝えたところによりますと、ヴェラーヤティ氏はさらに、「西側諸国は、国際情勢を知らない野心家をウクライナのような重要国に割って入らせ、これを挑発しロシアへの対抗へと煽っている」と付け加えました。

また、「ゼレンスキー・ウクライナ大統領は責任を感じることなく繁栄した国を統治しており、西側諸国はヨーロッパ最大の国を自らの政治的私欲の犠牲にした形となっている」としています。

さらに、「国際舞台は重要な情勢変化の寸前にある」とし、「まず第一に、アメリカでの政変および新政権の誕生、そして視点の違いからして対ウクライナ援助は減少しており、ウクライナ政府は失敗するように思われる」と語りました。

そして最後に、「その一方で、シオニスト政権イスラエルがパレスチナと同国の被抑圧民に対して厳しい戦いを繰り広げてきた西アジア地域では、この政権がその支持者の予想とは逆に弱体化している。遅かれ早かれ、シオニストが牛耳るこの政権の政治生命は失われ、血に飢えた分子、すなわちネタニヤフ氏は終焉を迎え権力を失い、抵抗戦線が勝利の栄冠に輝くだろう」と結んでいます。

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter