ロシア副首相、「ユーラシア経済連合とイランのFTA合意は極めて近い」
6月 20, 2023 16:43 Asia/Tokyo
ロシア副首相が、「EAEUユーラシア経済連合とイランとのFTA自由貿易地域協定合意まではあと少しである」と語りました。
ロシアのオベルチュク副首相は、同国サンクトペテルブルクで開催中のSPIEF国際経済フォーラムの傍らで行ったタス通信とのインタビューで、「イランとEAEUの間におけるFTAの署名は、2023年末までに行われると予測される」と述べました。
EAEUは、連盟外の国々と多くの自由貿易協定を締結しているほか、協定に向けた協議も進めています。
現在EAEUに加盟しているのは、ロシア、アルメニア、ベラルーシ、カザフスタン、キルギスの各国です。
これに先立ち、イリチェフ・ロシア経済発展次官も自国のニュース局・ロシアトゥデイに対し、「イランとは自由貿易協定をめぐる(交渉の)最終段階に入っている」と語っていました。
この報道によれば、すべての分野の貿易を網羅するこの協定は2023年中に署名される予定だということです。
イリチェフ次官はさらに、EAEUが現在、UAEアラブ首長国連邦、エジプト、インドネシアとも同様の自由貿易協定について交渉中であり、今後2、3年以内に実施に至ることが予想されているとしました。