伊ローマ市民らが、治安の悪化に抗議しデモ開催

イタリア首都ローマの市民らが、社会の治安悪化に抗議し、デモを実施しました。

国際通信イランプレスによりますと、ローマ・テルミニーと呼ばれるローマ中央駅地区の住民数百人が現地時間の２１日水曜午後、市内での治安の悪化や社会での犯罪の増加に抗議し、デモを行いました。

このデモへの参加者らは、「市内中心街での売春、窃盗、スリ、麻薬やアルコールの24時間販売はもはや容認できない」とコメントしています。

 抗議者の１人は怒りをあらわにしながら、イランプレス記者に対し、「我が国の首都中心部における犯罪現象の増加と治安の欠如は、路上でのゴミの蓄積とともに、我々の主な懸念事項の1つとなっている」と語りました。

また、もう１人の抗議者は「我々はもはやなす術もなく、自分たちの生活場所の安全や衛生の欠如にうんざりしている」と述べています。

デモ参加者らは「恐怖におびえ生きるのはもう沢山」、「治安の悪化はもう御免」、「麻薬や売春は御免」、「政治家はどこにいるのか？」、「話はもういいから行動せよ」などと書いたプラカードや横断幕を掲げました。

  ローマの街路では、外国人観光客に対するスリや恐喝が日常的に発生しています。

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