7月 12, 2023 20:52 Asia/Tokyo
  • 国連人権理事会
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国連人権理事会は、イスラム諸国が提案した聖コーランへの侮辱に対抗する決議案を全会一致で採択しました。

イルナー通信が12日水曜、報じたところによりますと、国連人権理事会は、聖コーラン侮辱問題を調査するための緊急会議の終了に際し、イスラム諸国が提案した決議案を可決するとともに、一部のヨーロッパ諸国におけるコーランの侮辱を非難し、この問題の検討及び、同理事会に対する国連人権高等弁務官の報告の提出を求めました。

この決議では、一部の欧州諸国におけるコーランへの侮辱を含む宗教冒涜を非難する一方、国連人権高等弁務官事務所や人権理事会の他の機関に対し、諸宗教の冒涜という犯罪における法的な抜け穴を考慮し、これらの盲点の解消に必要な勧告を各国に提供することが求められています。

さらに、言及された問題が2024年3月と6月の人権理事会の会合で検討されることが求められています。

イスラム諸国の外相と80以上のイスラム・非イスラムの国々の代表者らは11日火曜、スイス・ジュネーブで開かれた国連人権理事会緊急会合において、コーランやその他の宗教の聖典に対する冒涜行為を非難しました。

ヨーロッパの一部の国では、イスラム教で神聖視される事物、特にコーランを冒涜する行為が、繰り返し行われています。

先月28日には、スウェーデンの過激派が、同国首都ストックホルム市内のモスクでコーランを破り火を放ったほか、今月11日にはドイツ南西部でも、モスク前でコーランに火を放ち車から投げ捨てるという事件が起きました。

 


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