米カリフォルニア州で車中生活者が増加
(last modified Sat, 16 Sep 2023 12:40:03 GMT )
9月 16, 2023 21:40 Asia/Tokyo
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    米カリフォルニア州で車中生活者が増加

米カリフォルニア州では、キャンピングカーやトレーラーハウスなどで車中生活を送る人が増えています。背景には物価上昇などによる住宅難があります。

カリフォルニア州には全米のホームレスの約3分の1が暮らしています。

ロサンゼルス市のホームレス対策局の統計によると、ロサンゼルス郡だけでホームレスは7万5000人以上に上るということです。

ロサンゼルスの6月の平均家賃は2950ドル(約43万円)に達しました。

ホームレス問題に取り組む団体によると、全米では2021年に700万人以上が収入の半分以上を住宅費に費やしたということです。これは、2007年に比べて25%も増加しました。

ロサンゼルスの一般的な中間層が暮らす地区では、1カ月当たりの家賃は2000~3000ドル(約29万~44万円)が相場です。その家賃が払えないため、キャンピングカーなどを購入し、車中生活を送る家庭が増えているのです。

ホームレス問題はロサンゼルスをはじめ、全米各都市で深刻化しています。

歴史的なインフレが進み、昨年には米消費者物価指数の上昇率は6.5%に達しました。