国連が、米の人種差別について警告
9月 30, 2023 20:28 Asia/Tokyo
国連の専門家グループによる最新の報告で、米国の黒人市民が、同国の司法制度の中で行政による組織的な人種差別の対象になっていることが指摘されました。
米紙ワシントン・ポストはこれについて、「この報告からは、米国の受刑者の多くが黒人であり、綿花の収穫などの強制労働に従事させられていることが明らかになっている」と報じました。
また女性受刑者についても、手錠をかけられたまま移動させられ、生まれたばかりの受刑者の子供が政府の保護施設に引き渡されているということです。
国連の専門家グループによると、50年前から米国で施行されている薬物に関する法律や政策が原因で、アフリカ系市民が警察や司法機関により不当な扱いを受けているということです。
専門家グループは、貧困や人種的不平等、警察による暴力を根絶し、薬物が絡む軽微な犯罪は見逃すよう求めています。